藤原龍男貝塚市長も駆けつけてくれました。
藤原市長が企画課長時代に、地域寄席に取り組まないかと僕の地元の役員さんに声をかけていただき、「ときわ寄席」が始まりました。
そういった意味からも貢献者の一人です
講談 旭堂 南鱗
「大久保彦左衛門」
落語 笑福亭仁昇
昭和59年4月入門。仁鶴門下
説得力のある語り口が魅力
「勘定板」
とある、トイレの文化がない田舎の村では、糞便は海のそばにある紐のついた板の上でやり、用が終わると紐を引き海に流すという様式がとられ、この糞便をすることを「カンジョウ[1]をする」といい、糞便をするための板のことを「カンジョウ板」と呼んでいた。
そんな村の若い二人が江戸の方へ旅をしに来て、糞便がしたくなったから大騒ぎ。宿の奉公人に「カンジョウがしたい」と言うと、当然店のほうは「お勘定をしたい」と勘違いする。奉公人がそのことを宿屋の主人に伝えると、宿屋の主人は「彼らは田舎の方みたいで、『江戸という堅苦しい街は毎日お勘定を取り立てるものだ』と勘違いされているのだろう。だから、『お勘定はお立ちになる、半月後にまとめて頂戴しますのでご心配なく。』と伝えなさい。」という言伝をする。
奉公人もその通り伝えるが、二人は半月もトイレを我慢しろと言われてるようなものなので、やや怒り気味に「カンジョウ板」を持ってくるように言う。そうすると、店の方も「カンジョウ板」という言葉に聞き覚えがないため、困惑するが、勘定をするための板として考えられるのは算盤ぐらいなため、一番上等な巨大な算盤と勘定が書かれた明細書を持っていかせる。
そういうわけで算盤を持ってこられた田舎者二人はカンジョウ板にしては小さいとブツブツ言いながらも算盤の上に用を足し、明細書でお尻をふくのだが、用を足したのが算盤であったため、珠が車輪のようになり転がりだし、それを見ていたふたりは「江戸のカンジョウ板はすげぇなぁ。誰かが紐を引かなくても自分でどっかに行っちまったよ…」ともらすのであった。
落語 林家市楼
平成13年12月入門。4代目染語楼門下
三代続く噺家一家のサラブレッド
「阿弥陀池」
世の中の出来事を知る、知って知識・教養として身に付ける、そのために
は大いに新聞を読みなさい。と、わたしの年代は小学校、中学校で教えられ
ました。別に反発することでもないし、社会面など読めば確かに好奇心をく
すぐる面白い記事が載ってるし、ウカウカと何の疑問も無しに読み続けて数
十年。つい先日、ついに新聞の定期購読を中止してしまいました。
状況はご承知のネット繋ぎっぱなしで、いつでも全世界からと言いたいけ
ど、ここはちょっと遠慮して全国紙ならびに各地の地元新聞を閲覧できる。
また、その気になればより深く出来事の真相を追求できる。そして切っ掛け
はひとつの事件をめぐり暇にあかせて検索をしているうち、新聞各社のフィ
ルター具合が気になった末の決断でした。
事件を記事にするにあたり、事実を曲げて嘘を書くなんてことはきょう日
の新聞どこもやりはしませんが、ある種フィルターをかけて自社の都合の良
い方向に誘導することはどこともやっておられます。気にならないうちは気
にならなっかったものが、気になりだすと気になる。気になったんです。
で、ここはひとつ「あなたとは少し距離を置いて、冷静に気持ちを整理し
てみましょうか」ちゅうことで冷却期間の二か月、少しは世間に取り残され
るかも、という思いは杞憂でした。どうもわたしが新聞から仕入れていた情
報って「和光寺にピストル強盗」「東の辻の米屋殺人事件」と大して違わな
いものだったようです
講談 旭堂 南鱗
「幸助餅」