第44回 2010.1.29

講談 旭堂 南鱗 昭和51年4月入門。3代目南陵門下。講談もできる相撲解説者。

 

「越ノ海勇蔵」

 

 

 体の小さな力士越の海勇蔵(こしのうみゆうぞう)。彼は地元の旦那の紹介で柏戸(かしわど)という力士の下へ弟子入りするが、柏戸はこんな小さな奴を弟子に取ったことが知れれば世間の物笑いになると勇蔵を忌み嫌い、何とか追い返そうとつらくあたる。 勇蔵はそんないじめにも耐えて三年間がんばるが、柏戸は稽古場に上がることさえ許さず、ついに勇蔵は力士になるのをあきらめる。
 江戸の最後の思い出にと柏戸は勇蔵を連れて各部屋合同の稽古会に勇蔵を連れて行ってやるが、そこで勇蔵は見るだけという柏戸の言いつけを破って土俵へ上がった。
 横綱の谷風がためしに稽古をつけてやるとこれが想像以上の怪力で、つづいて大関雷電が稽古を付けワイワイという騒ぎ。仕度部屋から出てきた柏戸がそれを見て仰天し『今日、国へ追い返すのじゃ』というと『それはもったいない、わしにくだんせ』と横綱谷風が勇蔵をあらたに弟子にすることになり、彼は寛政時代を飾る名物力士のひとりとなっていったのである。

落語 桂  文昇 昭和59年6月入門。5代目文枝門下。阿波踊り、籠踊り等、踊りの名手。

 

「餅屋問答」

 

落語 桂  福丸 平成19年2月入門。福団治門下。端正な高座が魅力の若手

「子ほめ」

原話は寛永五年、安楽庵策伝著の『醒睡笑』・巻一中の『鈍副子第十一話』。元々は上方落語の演目で、3代目三遊亭圓馬によって東京落語に持ち込まれた。

いわゆる前座噺に数えられるが、上方では3代目桂春團治の十八番としても知られる。

お楽しみ抽選会の様子です。

 

くじを引く南鱗師匠

第45回 2010.5.19

講談 旭堂 南鱗

「西行法師」

落語 林家卯三郎

「牛ほめ」

落語 桂ぽんぽ娘

「もも太郎」

 

第46回 2010.09.15

講談 旭堂 南鱗

「袖付橋の遭難」

落語 笑福亭達瓶

「堪忍袋」

講談 旭堂 南湖

「まといの出世」