落語 笑福亭たま
平成10年4月入門 福笑門下。奇才福笑師の愛弟子。
「寄合酒」
落語には酒の上での失敗談や酒に関しての話が多い。
町内の若いものが集まり、材料持ち寄りで飲もうと言うことになった。みんなお金がないので、乾物屋の子どもをだましてカツオ節2本をまきあげたり、いろいろ苦心して材料を調達する。
ところが料理の方は全く分からず、数の子をゆでたり、カツオ節のだし汁で洗濯したり、魚を犬に食わしたりでまともに料理できない。やがて味噌田楽が出てきて・・・・
講談 旭堂 南鱗
「大久保と熊田」
落語 桂 茶がま
昭和61年1月入門。文福門下。だんじり祭り命の岸和田っ子
「動物園」
職を世話してもらうことになった男。 聞けば、車で動物を運びながら、各地で仮設の動物園を開く「移動動物園」の虎が死んでしまったため、残った皮を被って虎になる仕事があるという。 朝が弱く、力仕事が出来ず、口下手な男であるが、昼飯がついて1日1万円の好条件に飛びつく男。
早速紹介状を持って動物園へ向かうと、園長から虎の皮を渡される。 虎の歩き方などをレクチャーされた後、檻に入れられるが、鍵をかけられ不安になる男。
開園すると、子供や男の同級生が動物園を訪れる。 始めのうちは、虎になりきって脅したりして楽しむも、タバコも吸えず、腹が減っても普通に飯を食べるわけにも行かず、難渋する。ついには見学していた男の子のアンパンを取り上げて、男の子が泣き出す騒ぎに。
そして動物園のアナウンスが、「虎とライオンの猛獣ショー」の開催を告げる。 檻の中で慌てふためく虎の男。しかしどんどん近づくライオン。恐怖のあまり叫びだす虎。 するとライオンが虎の耳元で、「心配するな、わしも1万円で雇われたんや」。
講談 旭堂 南鱗
「横川堪平」